この時代、13歳になった少年少女は銃騎隊に徴兵され、火星から送り込まれた自己複製し増殖する兵器群と戦わなければならなかった。
鴛原司郎率いる東京銃騎隊3年級Cクラスの戦車中隊は、敵の生産拠点の壊滅を目的とした定例出撃を行うが、途中で敵集団と偶発的な遭遇戦を行う。
これを撃破するも、東京銃騎隊の主力である、富樫隊長率いる5年級Cクラス部隊が壊滅した事を知らされる。
分団本部の戦術司令部は3C戦車中隊に即時撤退を命じるが、中隊長鴛原は退路を阻まれる危険があるとしてこれを拒否。代わりに敵生産拠点を制圧し、持久戦を行う作戦を立案する。3C部隊の指令官瑞浪は鴛原を支持する。
鴛原は気づいていた。これは本物の戦争ではなくゲームにすぎないと。だからこれまでは高得点をマークできた。5年級の全滅は、ゲーム進行に何らかの不都合がでている事を意味しているのでは?
拠点制圧に不可欠な精密誘導弾を搭載する空中空母ストロボは既に撤退を始めていた。
瑞浪は分団司令部に、ストロボの使用許可を要請するが、混乱する分団司令部は収拾がつかず、瑞浪の意見は放置される。
3C部隊副指令島原はPOD(作戦立案部)の機械知性と直接交渉を行い、限定的な指揮権を瑞浪に与えることに成功する。
しかし、ストロボは分団司令部よりも上の戦略司令部の管轄になるため、撤退を止めることはできない。瑞浪は5年級の残存する算術艦隊をかきあつめ、戦車隊のバックアップに割り当て、瑞浪率いる算術艦隊を使ってストロボ奪還を行うことを決定する。
戦車中隊は、持久戦を見越した戦車の再設定とシミュレーションを行った後、選抜チームで敵地へと突撃を行う。
0 件のコメント:
コメントを投稿