神林長平は「言葉の自走性」と呼んでいたけど、文書は自己組織化しがちなので頭をつかわずに文を書くと、なめらかにまとまった文書になる。「俺こんな事考えてたんだ」とか自分の文を見て発見するヤツは単に自走性に敗北してるだけ。
自走した言葉はだいたい、どっかで読んだ言葉が妥当な結論に向けてつなぎ合わされているので、一見すごく固いものにみえる。だから発注と違っていたり物語の中心軸とずれていてもそうだと気づきにくいし、取り辛いものになるのでものすごく厄介。
自走する言葉はあらゆる文書にあふれている。いわゆるテンプレ的落としどころ。石器時代から続く若者バッシング、強きをけなし弱きをわらい、いかがなものかで〆る。マスゴミどうこうより、言葉自体が、我々の脳髄への侵略行動をとっているんだと俺は思っているよ。
チャカポコチャカポコ
0 件のコメント:
コメントを投稿